夢であえたら・・・2
僕の初恋は小学六年生の頃だった。
愛とか恋とかはまだ知らなかったが、ただ大好きだった。
毎日その子に会う為に僕は夕御飯を食べるとすぐにベッドに入った。
夢の中で会う為に…。
その子は、どこに住んでいるのか、いくつなのか、どんな名前なのか、僕はなんて呼
べばいいのか知らなかった。
いや、その時の僕には別にそんな事はどうでもよかったのだろう。会えればよかった
から。ただ、何故か僕はお姉ちゃんと呼んでいた。
お姉ちゃんには夢の中でしか会えなかったが、毎日会うことができた。
初めて会った日の事は覚えていない。
いつからか夢で出会い、いろいろ話すようになっていた。
会う場所はきまって近所の駅のホーム。僕が電車を待っているとお姉ちゃんは電車に
乗って会いにきてくれた。
ベンチに座りいろんな話しをする。
同級生の話しや、今日の給食がまずかったなど…。
僕はお姉ちゃんの笑顔が見たくてしゃべりまくっていた。それを見てるのが心の底か
ら楽しかった。
お姉ちゃんは僕に色々な事を教えてくれた。
音楽のこと、映画のこと、いろんな遊びのこと、最近読んだ本のこと…。
僕は話しの内容より、それを話している声が大好きだった。
つづく・・・・・
愛とか恋とかはまだ知らなかったが、ただ大好きだった。
毎日その子に会う為に僕は夕御飯を食べるとすぐにベッドに入った。
夢の中で会う為に…。
その子は、どこに住んでいるのか、いくつなのか、どんな名前なのか、僕はなんて呼
べばいいのか知らなかった。
いや、その時の僕には別にそんな事はどうでもよかったのだろう。会えればよかった
から。ただ、何故か僕はお姉ちゃんと呼んでいた。
お姉ちゃんには夢の中でしか会えなかったが、毎日会うことができた。
初めて会った日の事は覚えていない。
いつからか夢で出会い、いろいろ話すようになっていた。
会う場所はきまって近所の駅のホーム。僕が電車を待っているとお姉ちゃんは電車に
乗って会いにきてくれた。
ベンチに座りいろんな話しをする。
同級生の話しや、今日の給食がまずかったなど…。
僕はお姉ちゃんの笑顔が見たくてしゃべりまくっていた。それを見てるのが心の底か
ら楽しかった。
お姉ちゃんは僕に色々な事を教えてくれた。
音楽のこと、映画のこと、いろんな遊びのこと、最近読んだ本のこと…。
僕は話しの内容より、それを話している声が大好きだった。
つづく・・・・・